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タトゥー業界に影響を与えた100人 - No.33
モウド・ワグナー（Maud Wagner）
モウド・ワグナー
Maud Wagner（モウド・ワグナー）は1877年にカンザス州のライアン郡に生まれます。
モウドが生まれた頃のライアン郡は禁酒が行われおり、1986年まで続いていた様です。
モウドは数々のサーカス団で空中ブランコをしたり、体の柔らかさを生かして芸をしていました。
1904年にミズーリ州のセントルイスで行われたエキスポで、サーカス団の一員として参加した際に、タトゥーアーティストだった「ガス・ワグナー」と出会い、デートを重ね、ガスからタトゥーの彫り方を習ったそうです。
数年後に二人は結婚し、「ロベッタ」と言う娘を授かります。
ロベッタは9歳からタトゥーを彫り、そのままタトゥーアーティストとなります。
ガスから手彫りでのタトゥーを教わったモウドはアメリカ初の女性彫師となり、タトゥーマシンでの彫り方が広がっている中、二人が最後の手彫り彫師となったそうです。
二人でサーカス団を去り、アメリカ中を旅しながら、タトゥーを彫り、ヴォードヴィルなどで全身のタトゥーを見世物として生計を立てていたそうです。
もちろん、モウドの前身のタトゥーはガスが彫ったものだそうです。
1961年1月、83歳で亡くなったそうです。
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