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タトゥー業界に影響を与えた100人 - No.28

ドク・ウェブ(George L. "Doc" Webb)

ドク・ウェブ(George L. "Doc" Webb) ドク・ウェブ

ドク・ウェブはサンディエゴの有名なタトゥーアーティストでした。
どこで何年に生まれたかなど、詳しい事は分かっていません。

タトゥーアーティストとして活動する前はFOX系列の会社で商業芸術家として雇われていました。

また、シアトルやワシントンでは、商店街の看板屋さんでも働いていたそうです。

そこでBob Kenltonと言うタトゥーアーティスト達と出会い、彼らにタトゥーデザインを描いて欲しいと頼まれるようになります。
その内に「彫ってみないか?」と言う話になり、やってみたところなかなか気に入ったのでその後40年間をタトゥーアーティストとして人生を過す事となったそうです。

1926年にチャーリー・ワグナーから2台のタトゥーマシンを買ったそうです。
届いたマシーンはパーツに分かれていて、組み立て方が分からなかったドクは組み立て方を教えて欲しいとワグナーに手紙を書いたそうですが、「組み立て方が分からなければ、タトゥーマシンを持つべきじゃない!」と返事を返されたそうです。

ドク・ウェブ(George L. "Doc" Webb)のタトゥー1

今ではインターネットを使えば、タトゥーマシンの組み立て方や扱い方などの動画や情報を簡単に手にする事が出来ますが、昔は知っている人から聞き出すしかなく、技術や情報を手に入れるにはとてもシビアな世界だったのですね。

ドクはその後、カリフォルニア州のサンディエゴとバレーオにタトゥースタジオを構えます。
サンディエゴはネイビー達が多く、ワンブロックに10店舗位のタトゥースタジオがあったと言われています。

第二次世界大戦以前はお客さんのほとんどは軍関係の人で、「Mom」や「薔薇」や「ハート」と言ったモチーフが多かったそうですが、 以降は教養のある人々が増え「蝶」や「マッシュルーム」などオーダーされるモチーフも変化していったと語っています。

「タトゥーに関われた事は最高の経験。終わりのない喜びでもある。世界の半分以上の様々な人生を見てきた。毎日、どんな今日がやって来るのかを楽しみにし、初めてタトゥーを彫った時と同じワクワクした気持ちでタトゥーと言う仕事をしている。」とも語っています。

タトゥーアーティストとして約40年を過し、1986年に亡くなりまし。

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