サミュエル・オーレイリー(Samuel O’Reilly)さんについて、 語られている事もあまりないのですが、サミュエル・オーレイリーさんは1875年頃にニューヨークでタトゥーを彫り始め、ニューヨークでとても成功したタトゥーアーティストだと言われています。
そして、なぜこんなに名前が知られているのかと言うと、1891年にアメリカで初めてタトゥーマシンの特許を取ったのが『Samuel O' Reilly(サミュエル・オーレイリー)』さんなのです。
サミュエルさんはトーマス・エジソンが発明したエレクトリックペン(電動式ペン)を発展させて、電動式のタトゥーマシンを開発し特許を取りました。
ロータリーのタトゥーマシンですね。
日本の伝統的な手彫りの刺青に見られるように、またポリネシアに伝わるトライバルタトゥーの様に、人々は先の尖ったものをトントンと肌に叩きつけることによって手でタトゥーを彫ってきました。
電動式のタトゥーマシンが開発されたことによって、タトゥーの技術は飛躍的に発展し、広く広まりました。
現在のロータリーのタトゥーマシンとサミュエルさんが特許を取ったタトゥーマシンは、時代やタトゥーのスタイルが昔と変わった現在でもすごく大きな違いがあるわけではなく、昔の発明がどんなに偉大だったのかを考えさせられます。
サミュエル・オーレイリーさんはアイルランドからアメリカへ移住してきたのだそうです。
ニューヨークの現在のチャイナタウンに位置する『Chatham Square』でタトゥースタジオをオープンし、お店は順調にお客さんが来ていたのだそうです。
サミュエルさんが電動のタトゥーマシンで彫るTATTOOは綺麗に早く彫れると評判で、サーカスやショーの参加者たちがこぞってサミュエルさんのお店を訪れたそうです。
ニューヨークに2店舗のタトゥーショップを経営していましたが、 1908年にブルックリンの自宅で絵を描いているときに亡くなったのだそうです。
弟子の中には『Charlie Wagner』さんもいて、サミュエルさんの死後は1953年までCharlieさんがお店を引き継ぎ、経営していたのだそうです。
Samuel O' Reillyと聞けば、アメリカの西海岸『サンタクルーズ』にあるアダム・バートンなどが所属するタトゥーショップを思い出します。
偉大なタトゥーアーティストへ捧げる意味で、この名前が付けられたのでしょうか?
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