Darwin "Huck" Spaulding はタトゥー業界では知らない人はいない位に
有名なタトゥーアーティストであり、タトゥーサプライヤーの創設者であり、
2013年の2月1日に亡くなりました。
『Spaulding & Rogers』と言うアメリカのタトゥーサプライヤーはご存じだろうか?
1928年生まれのDarwin "Huck" Spauldingはアメリカの軍人として過した後、1950年代の初めにタトゥーサプライヤーを開業します。
ハックが始めたサプライヤーは、後にPaul Rogersがビジネスに参加し、
Spaulding & Rogersと言う名前になりましたが、
ポール・ロジャースは数年一緒に働いただけで
辞めてしまいましたが、
社名はSpaulding & Rogersと言う名前のままでハックとその家族がビジネスを継続させています。
Huck Spauldingの『TATTOOING A-Z』と言う本は、タトゥーマシンの構造から彫り方、タトゥースタジオの運営の仕方などを含めて詳細に記されたタトゥーアーティストたちのバイブルとして長く愛用されてきました。
また、Spaulding & Rogersから販売されているタトゥーキットは、タトゥー初心者の第一歩として、購入する人も多かったです。
そのキットが一番良いと言う訳ではなかったのかもしれませんが、
メジャーな雑誌には必ずと言って良いほどスポルディング&ロジャースのタトゥーキットの広告が出され、
インターネットで簡単に情報を得る事が出来る現代と比べて、
タトゥーに関する情報を得る事が難しかった昔は、A-Zの本に記された情報と、手軽に手に入れる事が出来たタトゥーキットを使えば、タトゥーを彫る事が出来たので重宝されていたのだと思います。
昔はほとんどの彫師がSpaulding & Rogersの機材を使っていたのだそうです。
ハックはタトゥーサプライのビジネスで大成功を収め、富を築きましたが、成功の裏には色々な人の色々な思いもあったようで、良くない噂も実しやかに流れる事もありますが、よく事情は分からないので、ここではその話はやめておきます。
彼は狩りが好きで、家はまるで大自然のジオラマの様であったのだそうです。
羊やチーター、沢山の鹿の頭などが飾られていて、トイレの中のトイレットペーパーホルダーはコブラで出来ていたのだそうです。
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