タトゥー界で伝説のタトゥーアーティストと呼ばれる『Owen Jensen(オーウェン・ジェンセン)は 1891年ユタ州のプレザント・グローブと言う町で生まれました。
若い時は鉄道関係のお店で働いていたそうです。
1911年に約20kmの距離を歩いて、当時大変な人気があった『Buffalo Bill Wild West Show』と言うサーカスなどを行うショーを見に行って、『Charlie Wgner』と言う彫師に彫ってもらった『James Malcom』を見たのが、タトゥーが入った人を見た最初だったのだそうです。
その後1913年に『Lucky Bill Show』でファーストタトゥーを『Bob Hodge』から彫ってもらいます。
鉄道関係のお店での経験もあり、機械関係の知識があったので、 タトゥーマシンを作るお店でパートタイムの仕事を得ます。 タトゥーマシンがどうやって動き、どの様にしてインクを肌に入れるのか、興味があったのだそうです。 ほどなくしてタトゥーも彫るようになります。
第一次世界大戦に招集されて戦地に配属されるのですが、配属先でもタトゥーを彫り、週末には『Edwin Brown』にタトゥーフラッシュの描き方を教わったりしたのだそうです。
その後は一度プレザント・グローブに戻りますが、様々なショーと一緒に各地を回った後、ロサンゼルス、ロングビーチ、ホノルル、サン・ペドロ、ニューヨークなどを転々とし、ロサンゼルスでタトゥーマシンやフラッシュを販売するビジネスを開始します。 オーウェンのこのタトゥーサプライヤーは、質の高い商品を提供する事で成功を収めたのだそうです。
オーウェンは『Dainty Dotty』と言う約270kmもあるとても太ったサーカスに出演する女性と結婚します。 歴史上で一番太った女性のタトゥーアーティストだと言われています。 ですが、1952年には心臓病のため、亡くなってしまいました。
最終的にオーウェン・ジェンセンはロングビーチのNu-Pikeにあった『Bert Grimm』のお店のすぐ傍のお店で『Lee Roy』と共に働いていました。
その頃はNu-Pikeの人気も少し衰えており、夜中まで働いていたオーウェンは危険を感じていたそうです。
1976年の7月5日に若いパンクスがお店に押し入り、オーウェンの首を羽交い絞めにして、背中にナイフを突き刺し、$30を奪っていったそうです。 その怪我から回復することなく、オーウェンは亡くなってしまいました。 ですが、今でもタトゥー業界では彼のタトゥーマシンやフラッシュなどはお宝として扱われています。
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