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タトゥー業界に影響を与えた100人 - No.11

クリフ・レイブン(Cliff Raven)

クリフ・レイブン(Cliff Raven) クリフ・レイブン

1932年にシカゴ市内より少し離れた町の鉄工場の隣で生まれたクリフ・レイブンは、セーラー・ジェリーやドン・エド・ハーディーと同じく、アメリカでジャパニーズタトゥーを浸透させた事でタトゥーアーティスト達の中ではとても名が知れ渡っています。

クリフ・レイブンがタトゥーに興味を持ちだした頃は、現在の様にインターネットで簡単にタトゥーの情報が取得できたわけではなく、試行錯誤を繰り返しながら、自分で色々と方法を模索していったのだそうです。

ファーストタトゥーは15歳位の時に自分で自分にとても小さな蝶を彫ったのだそうです。

その後インディアナ大学に進学し美術学士を取得し、シカゴのカタログ会社で印刷やグラフィックのパートタイムの仕事をして働いていましたが、タトゥーをもっとよく知りたいという事で、知り合いであったPhil Sparrowからタトゥーを教えもらったり、彫ってもらったりしたそうです。

クリフ・レイブンのタトゥー1

どんどんとタトゥーへの興味が増し、少しずつタトゥーを人に彫り出しいき、シカゴに『Cliff Raven Tattoo Studio』という小さなタトゥースタジオをオープンさせます。 本名は『Clifford H. Ingram』さんですが、まずCliffordを短くしてCliffと、ミドルネームをミドルネームを『Raven(カラス)』として店名にも用いました。

タトゥースタジオだけでなく、同じ店でタトゥーサプライヤーとしてもビジネスを展開していました。 Owen Jensenのタトゥーマシンも販売していたそうです。 その頃のタトゥーインクで赤色はアレルギーを起こす人も多くいた様で、 誰でもアレルギーが起きない赤色のタトゥーインクを作ると言う思いでモチベーションを維持していたのだそうです。 今は『Chicago Tattoo and Piercing Company』として存続していて、シカゴの中では一番歴史のある古いタトゥーショップとなっています。 スタジオの壁にはクリフ・レイブンのオリジナルタトゥーフラッシュが飾られているのだそうです。

クリフ・レイブンのタトゥー2

1976年2月にに初めて開催された『First Annual International Tattoo Convention』では、その年の最も素晴らしい作品を残したタトゥーアーティストに送られる『Tattoo Artist of the Year』を受賞するほど、めきめきとタトゥーの技術を上げていきます。

全身をタトゥーで覆いつくすジャパニーズタトゥーを入れる人を もっと増やすためもあり、カリフォルニアにあるLyle Tuttle(ライル・タトル)のサンセットストリップタトゥースタジオ(Sunset Strip Tattoo Shop)を買収して、どんどんとお店を増やしていきます。 ロサンゼルスのウエストハリウッドのサンセットストリップにあったお店では『Cher(シェール)』や『Ringo Starr(リンゴスター)』と言った有名人にタトゥーを彫ったりしています。

また、クリフは自らをゲイとしてカミングアウトしていた事でも有名です。

1985年、クリフが53年の時にタトゥービジネスからリタイアして、2001年の亡くなるまで本屋さんを開いていました。

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